また会う日まで

チケットがとれて小躍りしていたら、この時期もう宿が予約でいっぱいと聞いて焦る5月あたま。


会場からシャトルバスが出てる中では阿字ヶ浦が穴場との情報をゲット→お宿いくつかピックアップ→電話攻撃!何件かふられたあと、民宿Cが2日なら1組しか入ってないからあいてますよー、とのこと。検討してみます、と返事をしてまたいくつかかけたけど全滅、民宿Cにかけなおし。


「あなた、ロックの人?」
「!はい、そうです」
「やっぱり泊まってもらえないですー」
「え?!さっきあいてるって‥」
「私が8時に仕事出なならんので、ゆっくりされると困るんですー」
「じゃあ8時に出発します」
「いや、泊まってもらえんですー」
「さっき1組予約が、っていう方たちも8時に出るんですよね?あたし達も8時に出るので、泊めてくださいーー!」


こんなやりとりが何回かくり返されてなんとか泊めてもらえることに。これだけの内容に5分以上かかりました。声の高いおばあちゃん。大人2人に、5才のこども1人、というと、あらー暑いのに、こどもさん大丈夫?と心配して下さる。無理しません、と言うと、小さいこどもさん大変よぉ、と心配して下さる。同じようなやり取りがまた何度かくり返されて、「私、〇〇みよ子と言いますー」とフルネームを教えてもらい(こっちは苗字しか聞かれなかったのに)10分近く話してました。つかれた‥。 茨城のイントネーション嫌いじゃないけど、こっちの声もうわずる。


不安が拭えず、1カ月前にも確認の電話。ああはい、子連れのお客さんね、ってちゃんと覚えててくれたー。またもこどもの心配をして下さる。お優しい‥。みよ子さんにお会いするのがすごく楽しみに。


そしてフェス終了後。シャトルバスで無事阿字ヶ浦に到着。地図を見つつ、真っ暗な上り坂を進みます。けっこうな急斜面よ。疲れた足にはきついわぁ。と、坂を上りきってしまい、途中にあるはずの民宿Cが、ない。あれ‥?電話してみると、電話口にみよ子さん。この道であってるから戻ればいいそうで「私、前に出てますからー」下って行くと、普通の民家の前に、みよ子さん!「雨風で看板なくなってしまって、今は夏しかやってないからそのまんまなんですー」看板ないって、先に言ってくださいー!孫のはるかちゃん(中2)も出迎えてくれて、「すぐにちゃんと来れた人、初めて!」って喜んでるし。。みんな迷うの当たり前です。はるかちゃん、娘に「かわいいー!」連発。不思議な丁寧語であれこれ気を遣ってくれて、えらいねぇ。よく見ると、みよ子さん前掛けの上からおなかに蚊取り線香ぶらさげてるー!部屋に上がって友達と爆笑!すべてが濃いー!味がありすぎる。部屋に入って数分で、友達2カ所、あたし1カ所、蚊にさされる。蚊、多いのね。みよ子さんは、トトロのおばあちゃん そのものです。話し方も見た目も。来年も参戦するならここに泊まる!お風呂、脱衣所なくて不便だけど‥。




廊下にかかってました。笑顔にならないわけがない。




この右のお宅です。民宿やってます。




タイムスリップしたようなたたずまいの駅。




電車に飛び乗ってー。




みよ子さん、はるかちゃんと一緒に写真とりました。
素敵な思い出をありがとうございました。