Strike the sun 〜 fanfare

 夕暮れ、稲穂の波を泳いだ。
太陽が瞳に突き刺さってしまった。
振り返れば、迫る群青。
逃げ延びた白鷺が、あの空に灼かれに行く。
あぁ誰か、鐘を鳴らせ。
高らかに、ファンファーレを。

勇気一つを友に跳ぶけど、太陽に翼を溶かされてしまった。
振り返り思う人の失った優しさや、面影に焼かれている。
あぁ誰か、ファンファーレを。
高らかに、ファンファーレを。
永遠の、ファンファーレを。
あの日々に、ファンファーレを。
あぁ誰か。

怒りの、祈りの、愛の、期待の、行方がうやむやになり続けた日々よ。
振り返るな、迷う君よ。
逃げ延びてまた出会おう。
太陽を撃ち抜いて、宇宙に突き刺され。
高らかなファンファーレよ。
永遠のファンファーレよ。
鳴り響け、ファンファーレよ。
突き抜けろ、Strike the sun.

 夕暮れ、稲穂の波を泳げば太陽が瞳を 突き抜けていった。


[FoZZtone組曲 白鯨」Premium Live at TOKYO KINEMA CLUB]